チーズの旅
千葉房総チーズの旅
2024年06月04日投稿
2024年3月11 & 12日
東京から近い千葉房総はチーズ生産者が集中しています。
柴田千代さんのスケジュールに合わせて1泊2日の旅報告です。
■チーズ工房【千】
雲一つない晴天に恵まれた月曜日。予定より少し遅れての到着でしたが、柴田千代さんが笑顔で迎えてくださいました。用意されたプログラムのすばらしいこと!まずは彼女の人生を映像とともに熱く語っていただきました。
高校時代に発酵食品に興味を持ち、チーズ職人になることを決めたといいます。東京農業大学卒業後に北海道新得農場に就職。2004年、スイスで開催された山のチーズのオリンピック、カゼウス・モンタニウスで、宮嶋望さんの「さくら」が金賞を受賞したことが、いつか自分の手で日本らしいチーズをつくりたいと思ったきっかけになりました。7年いた北海道から生まれ故郷の千葉に戻り、仕事をしながらチーズ製造ができるところを探すこと2年半。2014年、牧場の近くに母屋と納屋と二棟ある古民家に巡り合えたそうです。
いつも、ニコニコと楽しそうに話をしてくださる千代さんですが、平坦な道ではなかったはずです。日本独自の風味を持つチーズをつくる、自分しかできない仕事と生き方をするという生き方は胸が熱くなるものでした。
チーズ工房は微生物が棲みつくように設計。そして環境に優しいチーズづくりを考えて、それをしっかり形にしていることは感動的でした。
スペシャルランチのあとは工房を見学。彼女が長年研究してきた日本独自の乳酸菌と酵母でつくるこだわりのオリジナルチーズを試食、モッツァレッラ製造の実演まであり、できたてモッツァレッラをしっかり堪能しました。
盛りだくさんのメニューにすっかり興奮したまま、私たちは次の目的地へ向かいました。
チーズ工房千に到着。雲一つない晴天です
来客を通す母屋には、自己をプレゼンするものが丁寧に飾られています
チーズ工房の壁は板でできています。
保健所の認可をとりつけたのは知恵と努力の賜物です
こだわりのチーズたち
ランチはビビンバランチプレート!
モッツァレッラチーズ実演。千代さんの笑顔が最高です


記念撮影