チーズの旅
千葉房総チーズの旅Vol.2
2024年08月22日投稿
2024年3月11 & 12日
■Café Haru
チーズ工房「千」を後に、田んぼの中にのどかに佇む「HARU」を訪問。
吉見さんは高秀牧場で6年間、チーズ製造責任者として仕事をされてきました。青かびタイプのチーズ「草原の青空」がフランスで開催された「モンディアル・デュ・フロマージュ」でSUPER GOLDを受賞したのは2015年のことでした。高秀牧場の質の高いミルクが成果に結びついたといいます。
高秀牧場で培ってきたことを、自分の裁量で挑戦したいと2018年7月にCafé Haruをオープン。「Haru」はアイヌ語で大地から得た食物、豊かな食の恵み、という意味があるそうです。四季折々の風景を楽しみながらゆっくり過ごせる心地いい空間。週末には県外からもファンが訪れています。
無口で多くを語らない吉見さんですが、優しくバランス良いチーズは吉見さんのお人柄そのものです。


細いたんぼ道をはいったところにあります
吉見さんのお人柄が感じられる優しいチーズ、4種類(フロマージュブラン、ハル、ブルー、スープル)試食させていただきました。
吉見さんご夫妻を囲んで、記念撮影
■farm あき
海も山も近く、野菜は露地栽培で多品種。海藻や新米の時期は米ぬか、乗馬クラブの馬糞など活用して無農薬・無化学肥料で野菜作りをされている青木昭子さん。
露地栽培された野菜をレストランに出荷しています。
この時期に貴重な梨(王秋)にルーコラの花と種付け花。菜花はチーマディラーパ(カブの頭)。たくさん説明していただいたのに、記憶力低下ですぐに忘れてしまいますが、のどかな美しい景色はしっかりと記憶に残っています。
案内役は直前まで池袋でレストランを運営されていた売れっ子の木村藍さんです。
ウェルカムは梨にルーコラの花と種付け花
お皿を飾るお花を楽しそうに摘む木村藍さん
青木昭子さんに菜の花の種類もいろいろとあることを教えていただきました
■木村藍さんと柴田千代さん
夕食は木村藍さんの愛溢れる創作料理。作り手の顔が見える安心安全の食材でオリジナル料理をつくってくださいました。たったひとりですべてをこなすスーパーウーマン。
仕事を終えて駆けつけてくれた柴田千代さんがサーヴィスを担当。2人はお互い協力しあい学び、切磋琢磨。作り手も刺激されて、町が活気づいているのがわかります。
これから、ますます楽しみです。
菜の花を添えたテーブルセッティング




ひとりで料理を作ってニコニコと説明をしてくれる藍さんの愛溢れる料理に舌鼓
千代さんのサーヴィスも最高でした